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2006年6月18日 (日)

“教祖”降臨―楽天・三木谷浩史の真実 児玉 博著

“教祖”降臨―楽天・三木谷浩史の真実 Book “教祖”降臨―楽天・三木谷浩史の真実

著者:児玉 博
販売元:日経BP社
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村上さんについての本に続きまして、今度は楽天三木谷社長についての本です。村上さん、堀江さん、三木谷さん、・・半年くらい前に新時代の幕開けを予感させる英雄のように感じたものです。

今、1月のライブドア事件、今月の村上ファンド事件を受けて世間の目はどのように変わったのかは分かりませんが、私の中では変わりありません。ソフトバンクの孫社長のようにM&Aと画期的戦略を駆使して成長を続ける楽天、偉大な企業です、偉大な社長です。多くのことを学びました。

さて、三木谷社長ですが、有名な話ですが父はフルブライト留学生、自身も一橋大学から興銀入社、ハーバード大学留学といった経歴を持つエリート中のエリートです。

また、一橋大学生時代はテニス部の主将を務めるなど、現在のリーダーシップはここで培われたんだなぁと思いました、楽天は体育会系の会社というイメージも納得です。

ただ、予想と違ったのは興銀からハーバード大学への留学はとんとん拍子に進んだ道と思っていましたが、そうでもなかったんですね。興銀の配属は、外国為替部という決して花形とはいえない部署であり、同期1番をきっての留学は約束された道ではなかった。

しかし、「目標を決めたら、それに向かって集中し、その達成の方法をあれこれ考えるのが好きだ」と言い、出社前に語学学校に二年間通い学び続けた結果勝ち取ったものだそうです。二時間早く起床して学び、仕事が遅くなろうとも深夜まで勉強を続けたというその精神力は見習わなければならないと思いました。その努力が苦にならず好きだと言われているようです、すごいことですね。そして、ハーバード留学のチケットを手にした年が26歳、今の私と同じ年。私も大いに刺激されます。

ここで、三木谷社長は、日本的な有名大学から大企業に就職する価値が全く意味を持たないことを思い知らされたそうです。

私は三木谷社長の生き様からそれを学びました。

私も世間では大企業と言われる企業に勤め、仕事は精一杯のことをしています、それなりに評価もされています。でも、私が読む本の中に出てくる方々の話を読むとこんなことでいいのか!?ととても焦ります。サイバーエージェントの藤田社長、ライブドアの堀江元社長、USENの宇野社長、ソフトバンクの孫社長、etc、偉大なこれらの方々の奮闘記は私にとっては、歴史の教科書のようなものです。彼らの切り開いてきた道は、すでに大企業となった会社の"それ"とは全く異なるものなのです、大企業に身をおくものとして痛切に感じます。

中途半端にキャッシュがあるせいかキャッシュフローが悪くてもなんだかんだいって甘い、組織の構造からしてやるべきことがあっても企業としてのスピードは確実に遅い、なによりも危険なのはベンチャーのスピリットを持った彼らと違い社員が公務員化していることですね。売り上げの拡大、利益の拡大は2の次なんですね、そんな風には誰も言いませんが客観的に見ればそうです。朝出社して、定時まで働いて、残業してそれが目的のようになっている多くの社員。人生の目的は?目標は?これでいいのか?そんな思いに駆られるわけです。

ひどくずうずうしい話ですが、三木谷社長がTBSとの経営統合をはかったときの記者会見を出張先の山口のホテルで見ながら思いました。10歳くらい年下の私は、伊達政宗のような気持ちで。10年早く生まれていれば。もちろん今は全然そんなことを言う権利がありませんが。。。

そのくらい、IT企業が日本中の勢力図を塗り替えていくスピードに脅威を感じました、私が夢を抱き毎日何かを学びながら過ごしているその間にすべてが終わってしまうような。

しかし、彼らの力を持ってしても苦戦していますね、でも大きな流れはもう止まらないでしょう。

話が大きくそれてしまいましたが^^、この本では他にも孫社長と三木谷社長の出会い、そして決裂、その後の【楽天市場】の立ち上げ、楽天イーグルスの誕生の舞台裏、フジTVvsライブドアの水面下の楽天の動き、などとてもエキサイティングな内容が書かれています。

今回は、ちょっと客観的な紹介文ではなく、私の想いを含めた内容になってしまいましたが、これもこの本に刺激されたということですかね。とりあえず、おすすめなので興味のある方は是非、読んでみてくださいね。

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